あなたは、もう「ヴィーガンバター」をお試しになりましたか?
乳製品アレルギーの方や、これからヴィーガンを目指す人、健康のために動物性原料の調味料をできるだけカットしたいと考える方にとって、牛乳から作られるバターはもちろんNG。さまざまな料理やお菓子をおいしくするバターが使えないとなると、料理の幅が狭まってしまうのではないかと心配していませんか?
安心してください!プラントベースの「ヴィーガンバター」が、ちゃんと代替になります。
実は、お家でも意外と簡単に作れてしまうヴィーガンバター。今回は、ヴィーガンバターがこれまで使っていたバターと何が違うのか、ヴィーガンバターの種類や人気の理由、おすすめレシピまでご紹介します!
【目次】
1. ヴィーガンバターとは
2. ヴィーガンバターの種類
2-1. ヴィーガンバターの栄養
2-2. ヴィーガンバターとマーガリンの違い
2-3. ヴィーガンバターはヘルシーなの?
3-1. メープルバターとは
3-2. メープルバターの栄養
4. ヴィーガンバターのレシピ
5.まとめ
ヴィーガンバターとは
バターは牛乳が原料ですが、ヴィーガンバターは、乳製品は一切不使用、動物性の食材を一切使わずに作られているものを指します。主原料は、なたね油やココナッツオイル、オリーブオイルなどの植物性油脂。
ひと昔前は、本物のバターに匹敵するような代替製品はほとんど見当たりませんでした。しかし、最近では食感や味わい、見た目もバターにそっくりなブロックタイプのヴィーガンバターや、植物性油脂と植物由来の食材を混ぜこんでスプレッド状にしたものなど、個性豊かなヴィーガンバターが登場しています。
ヴィーガンバターの種類
輸入品だけでなく、日本向けに開発されたものやアレルギーに対応したもの、日本ヴィーガン協会の認証を受けたものまでさまざまな製品があります。低カロリーな大豆バター、風味とコクを追及した生アーモンドバターやチョコレートを練りこんだスプレッド、有機食材にこだわり抜いたものなど、バリエーションも増えてきました。どこでも購入できるわけではありませんが、大手スーパーや健康食品店、オンラインで探すと手に入りやすいです。
ヴィーガンバターの栄養
使う食材によりさまざまな栄養が摂れるヴィーガンバターですが、アインソフでは、以下のような栄養素を含むヴィーガンバターを作っています。
<有機ココナッツオイル>
エネルギーとして使われやすく、脂肪の蓄積を防止する効果があるとされる「中鎖脂肪酸」や「食物繊維」を多く含む
<カシューナッツ>
「タンパク質」や「ミネラル類」が豊富なオレイン酸を含む
参照:cocowell/ココナッツオイル/https://www.cocowell.co.jp/c/food/oil
日本ナッツ協会/カシューナッツ/http://www.jna-nut.org/?p=173
ヴィーガンバターとマーガリンの違い
食卓でおなじみのマーガリンは植物性由来の原料で作られますが、ヴィーガンバターとマーガリンは一体何がちがうのでしょうか?
マーガリン類の日本農林規格に係る規格調査概要によると、マーガリンの定義は以下の通りです。
❝マーガリン類(マーガリン及びファットスプレッド)は、食用油脂に乳製品、食塩 水等を加えて乳化させ、練り合わせたもので、油脂含有率によってマーガリン(油脂 含有率80%以上)、ファットスプレッド(油脂含有率80%未満)に分類される。ファ ットスプレッドの中には、チョコレート、ガーリック及びマスタード等の風味を付与 した製品がある。 ”
実は、ほとんどのマーガリンは、植物性油脂だけでなく動物性油脂も含んでいます。また一時期、「トランス脂肪酸」が問題視され話題になりました。トランス脂肪酸は摂りすぎると心臓疾患のリスクがあります。現在は、企業も低トランス脂肪酸のマーガリンを作るようになりました。一概にマーガリンやバターが悪者ではないのですが、より健康を意識する方には、良質なシアバターやココナッツオイルなどトランス脂肪酸フリーのヴィーガンバターが選ばれています。
参照:農林水産省/すぐにわかるトランス脂肪酸
日本農林規格(JAS規格)/「マーガリン類」/https://www.maff.go.jp/j/jas/kaigi/pdf/130426_sokai_h.pdf
ヨシミ油脂株式会社/トランス脂肪酸のご心配について/https://www.miyoshi-yushi.co.jp/food/transfattyacid/
ヴィーガンバターはヘルシーなの?
ヴィーガンバターは、ヴィーガン・ベジタリアンの人のみならず、健康に気をつかう人にも人気が高まっています。
・お菓子づくりや料理の際、素材の味を邪魔しない
・味わいは、動物性よりもサラッとしていて口どけが良い
・動物性のバターよりもヴィーガンバターのほうが軽くて胃にやさしい
・植物性由来の素材を使っているので、カロリーオフできる
・バターよりも飽和脂肪酸が少なく、肥満や心臓病リスクの改善につながる不飽和脂肪酸が多くてヘルシー
健康やダイエット、味わいや手軽さも含めてヴィーガンバターのメリットは多く、普通のバターよりもヴィーガンバターを選ぶ人が増えています。
ただし、市販のヴィーガンバターの中には、ヘルシーとは言い難い乳化剤や着色料、人工的なフレーバーが多く使われているものもあるので、注意が必要です。
ヴィーガンのメープルバターはあるの?
メープルバターとは
最近、ときどき耳にする「メープルバター」。いろいろなメーカーのメープルバターがありますが、カナダ産のものが有名で、観光客にはお土産品としても人気ですね。現地では、ジャムと同じくらい日常的に食されています。
メープルバターは、有塩バターとメープルシロップ(サトウカエデから採れる樹液)を混ぜ合わせて作られます。カロリーも高く、リッチな味わいです。「メープルスプレッド」「メープルクリーム」など、いろいろな呼び名があります。
ヴィーガンのメープルバターは、乳製品の代わりに植物ミルクや植物油脂を使ったものになります。
メープルバターの栄養
栄養面からみると、メープルは白砂糖やはちみつと比べるとカロリーが低く、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富。抗酸化物質やポリフェノールも含んでおり、生活習慣病予防やアンチエイジング効果に期待が持てそうです。
甘さもちゃんとあるのに、カラダにやさしいなんて、うれしいですよね!
参照:ケベック・メープル製品生産者協会/メープルのベネフィット/https://maplefromcanada.jp/benefits/
ヴィーガンバターのレシピ
ヴィーガンバターは植物性由来の原材料で作られるので基本的にはヘルシーですが、メーカーによって、過度に精製された油や人工添加物が多く含まれたものもあります。
もしも、無添加にこだわりたい場合は、オリジナルのヴィーガンバターを手作りされてみてはいかがでしょうか。
フードプロセッサーがあれば、自宅にある材料で、手軽に作れるレシピが多いです。メープルシロップの量で甘さやカロリーを調節できるのも、手作りのメリットです。
簡単にご紹介すると、植物性ミルク、アーモンドプードル、ニュートリショナルイースト、その他調味料をフードプロセッサーで攪拌します。
ココナッツオイルとオリーブオイルを加え、さらに攪拌します。
冷蔵庫で一晩冷やし固めて完成です。
詳しいヴィーガンバターのレシピは、アインソフ公式サイト(記事)とYouTube(動画)にて公開しています。
簡単に作れますので、ぜひご参考にしてみてください。
《おうちで簡単に作れる「ヴィーガンバター」の作り方》
《おうちで簡単に作れる「メープルバター」の作り方》
《おうちで簡単に作れる「アーモンドバター」の作り方》
まとめ
ヴィーガンになるとバターが使えないので、料理やスイーツが味気ないものになるかもしれないと考えているあなたに、ヴィーガンバターの栄養メリットやバターと同じようにクッキングの幅が広がることなどをお伝えしました。簡単に作れるので、ぜひ、好きなオイルや食材でオリジナルのヴィーガンバター作りに挑戦してみてくださいね。
まだまだ家庭で作るには自信がない方や、どんな味わいなのか知りたいと思われた方、アインソフのオンラインストアで、ヴィーガンバターとメープルバターを販売していますので、この機会にお試しください。トーストやパンケーキ、お料理、お菓子作りに、幅広くお使いいただけます。上手に使ってヴィーガンライフを楽しんでください。
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