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代替肉ってどんなもの?代替肉が食料不足を救う⁉


アインソフヴィーガン「クリスピーソイチキンバーガー」
アインソフ「クリスピーソイチキンバーガー」

代替肉といえば、ヴィーガン向けの食品というイメージを持つ人が少なくありません。

たしかに、肉を摂らないヴィーガンにとって、食のバリエーションが広がる強い味方です!


世界には、宗教や健康の観点から肉食しない人々が大勢いる一方で、人口増加に伴う食料不足の解決策として代替肉が注目されているのをご存じでしょうか。


自然環境問題や食料危機と代替肉がどう関わっているのか、代替肉はどう注目されているのか、代替肉のこれからについてもお伝えします。



【目次】


1. 代替肉とは

  1−1. 代替肉はなぜ注目されているのか

1−2. フードテックって何?

2.代替肉のメリットとデメリット

3.飢餓やタンパク質危機、代替肉のこれから

  3−1. 代替肉を主業として行う企業の株価の銘柄

4.食にまつわる問題

4−1. フードロス

5.サスティナブルフードの実現のために


アインソフ ヴィーガン オンラインストア


代替肉とは

アインソフ開発のヴィーガン代替肉
アインソフ開発の代替肉

代替肉とは、大豆やそら豆など植物性の食材を原料にし、食感や形、味などを肉に似せた食品のことです。「プラントベースミート」「フェイクミート」とも呼ばれ、大きく分けると「培養肉」と「プラントベースの代替肉」の2種があります。スーパーやコンビニなどで販売されている「大豆ミート」は、「プラントベースの代替肉」です。


培養肉とは、人工的な細胞培養を用いることによって生産された食肉のこと。少ない資源から食肉を生成できますが、生産におけるコストがいまだ高く、倫理的な課題もあり、技術研究開発が進められています。



代替肉はなぜ注目されているのか

アインソフのヴィーガン「ベジミートの唐揚げ」
アインソフの「ベジミートの唐揚げ」

畜産における環境負荷が叫ばれる中で、肉類の消費量は増えているという現状・・・そこで登場したのが「代替肉」でした。2015年に世界保健機関(WHO)が牛・豚などの赤肉、ハムやソーセージなどの加工肉による発がん性を発表したことも、代替肉の需要に繋がったといわれています。


アメリカでは、すでに「ビヨンドミート」や「インポッシブルフーズ」と呼ばれる代替肉メーカーの商品は本格的に普及しており、日本でもようやく、コンビニやスーパー、ファストフード店などで代替肉商品が買えるようになりました。また、2022年7月には、日本発のフードテックベンチャー「ネクストミーツ」が、植物性フォアグラのバーガーを実験的に販売するなど、代替肉ビジネスも驚きの進化を続けています。



フードテックって何?

フードテックとは、フード✕テクノロジーの造語です。最先端のIT分野を使って新たな方法で食品を生産する、食に関する社会課題を解決する技術や産業、取り組みのことです。

SDGs達成にも有効であるとされています。


世界規模の異常気象、コロナウイルス、紛争、経済格差・・・いろいろな要因が食の問題とも関わっていますが、それらを解決するのがフードテック=代替肉をはじめとする最新テクノロジー技術なのです!



参照:創業手帳/食の社会課題を解決するフードテックとは?世界で注目される理由や企業事例まで解説

https://sogyotecho.jp/foodtech/


   厚生労働省/フードテック官民協議会

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/attach/pdf/foodtech-3.pdf



代替肉のメリットとデメリット

代替肉のメリットとデメリット、具体的にはどんな声があるのでしょうか。

[メリット]


・植物性原料の食品は、体にも環境にも優しい

・動物倫理に配慮する社会のためになる

・食料不足、規格外食料の廃棄などの社会問題解決に役立つ

・肉が苦手な人やアレルギーでも食べることができる

[デメリット]


・食材の輸送や製造プロセスによっては、環境負荷がかかる

・栄養面、特にタンパク質が十分に摂れるか心配

・味に満足できない

・加工品には添加物が多い

・食品表示がわかりにくい

環境面については、メリットとデメリットの両方で声があがっていますね。たとえば、代替肉や培養肉の生産と、同じ量の牛肉の生産を比較すると、代替肉には以下の点で大きなメリットがあります。

・水の使用量が減る

・土地の使用面積が減る

・温室効果ガスの排出量が減る

・エネルギー使用量が減る  など


牛や豚を育てるためには大量のエサや土地、水などの資源が必要です。さらに、牛のゲップや糞尿はメタンガスを多く含み、地球温暖化の原因にもなります。この点は、代替肉は環境への負担が少ないと言えます。

動物愛護の観点からも、不必要な屠殺を減らすことができます。

一方、代替肉・培養肉は本当に環境にやさしいのか?という点ですが、畜産業のための土地を確保する=森林が伐採されていくのと同じように、大豆の生産地を拡大すると、ゆくゆくは自然破壊の一因になりかねないこと。代替肉や培養肉の製造場所や輸送などのプロセス次第で、余計なCO2が排出されることなどが懸念されています。


近年、先進国を中心に肉の消費量は増えており、同時に供給不足や健康面での問題が起こっています。プラ