
人気沸騰中のオートミール、あなたはどんなふうに楽しんでいらっしゃいますか? 調理が簡単でアレンジ自在、さまざまなレシピに幅広く使えるだけでなく、日持ちも長くて便利なオートミール。ファンが多い一方で「オートミールは身体に悪い」「オートミールはマズイ」という意見もあります。 それはもしかしたら、オートミールの選び方や使い方が間違っているのかもしれません。
栄養豊富でダイエットアイテムとしても欠かせないオートミールをもっと楽しむために、今回はオートミールの栄養や種類、選び方、正しい使い方や摂取の注意点までしっかり押さえます。
【目次】
4-1. 種類と選ぶときのポイント
4-2. 消費期限や保管方法
4-3. 摂取量の目安
5-1. 人気のオートミールレシピ
なぜオートミールは人気なの?
オートミールが体に悪いというのは、結論から言うと「嘘」です。
日本では、オートミールをダイエット目的で食べ始めたという人が圧倒的に多く、手軽で低カロリー、コスパもよく続けやすい点も人気に火をつけました。健康効果も絶大で、体験者の多くが以下のようなメリットを挙げています。
・少量食べるだけでも、満足度が高い(ダイエットにピッタリ)
・腸内環境が良くなる、お通じがよくなる(食物繊維が豊富)
・食後に眠くならない(低GI食品、血糖値の上昇が緩やか)
・ビタミン、ミネラル、タンパク質のバランスのがよい
・皮膚や粘膜、髪、爪などの再生や修復に役立つ葉酸を含む
・抗酸化作用がある(フィチン酸が含まれている)
オートミールが身体に悪い理由・デメリット

オートミールが身体に悪いという主張は、以下の通り。
【具体的な症状】
・腹痛、便秘あるいは下痢になる
・お腹が張る、消化不良になる
・便が臭くなる
・ニキビや蕁麻疹ができる
・胃痛、胃もたれが起こる
・痩せない
・見た目が悪く、味もマズイ
【栄養面のデメリット】
・栄養不足になる
・プリン体が多い
・フィチン酸は有害
オートミールは食物繊維が豊富です。腸内改善効果が高いので、場合によっては上記のように腹痛や激しいお通じが起こり、身体に悪影響だと感じた方もいらっしゃるでしょう。
メリットとデメリットの両方に挙がる「フィチン酸」ですが、 亜鉛や鉄分などミネラルの摂取を邪魔する作用があり、亜鉛不足の人や貧血気味の人にとってはマイナスポイント。
しかし、フィチン酸はほかの穀物にも含まれている成分なので、オートミールに限った話ではありません。オートミールだけを食べるのではなく、ほかの食品や足りない栄養素を補えばいいのです。
オートミールには、食品100gあたり約50〜150mgのプリン体が含まれています。 過剰に食べると痛風のリスクを高めてしまうのは事実です。
参照:FC科学株式会社/フィチン酸FC/http://www.fc-k.co.jp/products/phytic-acid-fc.html